ホーム - 成功事例 - マイクログリッド

ベトナムにおける産業団地向け系統連系型マイクログリッド

ベトナム・ホーチミン市にある中規模の工業団地には、数十社の製造企業が集まっており、大規模かつ集中した電力需要があります。当地の公共電力網は不安定で、頻繁な停電や電圧変動が発生しており、企業の通常生産に深刻な影響を及ぼし、経済的損失を招いています。また、ピーク時の電力料金が高額であるため、企業の運用コストも増加しています。この工業団地の管理当局は、安定した電力供給を確保し、エネルギー費用を削減するとともにエネルギー利用効率を向上させるための系統連系型マイクログリッドソリューションを必要としています。
場所/時期:ベトナム・ホーチミン市、2025年4月
構成:PCS:700kW、BAT:1800kWh、PV:800kW
負荷:生産機械、工場照明、空調設備、倉庫換気設備、事務機器、非常用電源
運用環境:都市部の工業団地、高温・高湿度・多雨、安定しているが大規模な電力負荷、電源の安定性に対する要件が高い
運用モード:系統連系運転、太陽光発電を優先、ピークカットおよびバレー充填のためのエネルギー貯蔵システム(系統の低谷時間帯に電力を蓄電し、ピーク時間帯に供給することでピーク電力コストを削減)、系統停電時に自動的に独立系(オフグリッド)モードへ切替えて生産の継続を確保
本システムは防水・防湿・耐腐食設計を採用しており、ベトナムの高湿度環境に適しています。また、太陽光発電・エネルギー貯蔵・公共系統間の電力を合理的に配分し、エネルギー構造を最適化するインテリジェント制御システムを搭載しています。モジュール式設計により、工業団地の今後の電力需要増加に応じた後続の拡張が容易です。
システムの導入後、産業団地は送配電網の不安定という課題を完全に解決しました。団地内の企業の年間エネルギー費用は50%削減され、電力供給の信頼性は99.9%に達しました。本ソリューションは、企業の運用負担を軽減するだけでなく、産業団地のグリーン化(脱炭素化)を推進し、当該地域における産業団地向けスマートエネルギーマネジメントのベンチマークとなりました。